まだまだけつがあおいごぼはん

Jan 17

法要・行事のお知らせ | 法要・行事のお知らせ | 東本願寺 -

法要・行事のお知らせ

2012.01.16 更新シンポジウム「親鸞と被差別民衆」
日程開催時間2012.01.1914:30~16:30

1月22日(日)まで開催しています共催展「親鸞と被差別民衆」に関連して、シンポジウム「親鸞と被差別民衆」を開催します。

どなたでも聴講いただけます。ぜひご来場ください。

日時:

2012年1月19日(木)14時30分~16時30分

会場:

真宗大谷派宗務所3階 議場

京都市下京区烏丸通七条上る常葉町

内容:

【問題提起】玉光順正 氏(山陽教区光明寺)

【パネリスト】村上紀夫 氏(大阪人権博物館学芸員)

宇野哲也(浄土真宗本願寺派基幹運動推進本部中央相談員)

山内小夜子(真宗大谷派解放運動推進本部本部委員)

訓覇浩(真宗大谷派解放運動推進本部本部委員、コーディネーター)

Jan 12

“福島県の被災者の方々に飲料水をご提供ください” —

東本願寺からのお知らせ | 法要・行事のお知らせ | 東本願寺

2012.01.10 更新福島県の被災者の方々に飲料水をご提供ください

<<「宗派の救援活動・被災状況について」のページへ

日々必ず口にするお水。福島県では、特に乳幼児や妊婦を中心に、安心して飲むことのできる「飲料水」の需要が高まっております。
災害救援本部では、特に福島県在住の方々への支援として、全国の御寺院、ご門徒に対し、「飲料水」の提供を呼びかけております。
皆さまのご協力をお願いいたします。

◆提供方法◆
飲料水(1本あたりの内容量や規格については問いません)を直接「現地復興支援センター」下記までお送りください。なお、提供いただく際の費用につきましては、誠に恐縮ですが、各位でご負担いただきますようお願いいたします。

【現地復興支援センター】

〒983-0803 
宮城県仙台市宮城野区小田原1丁目2番16号[仙台教務所内]
TEL:090-7345-5049 FAX:022-297-2827

Nov 23

福島の相馬へ富山米を送ろう: KNB NEWS|KNB WEB -

先週、福島の被災者に富山のコメを届ける取り組みについてお伝えしました。 

浄土真宗の信者が多い真宗王国といわれる富山で、時を越えた信仰の絆が被災地への支援を生み出しています。 

「皆さん寄っていってください。」 

先週土曜日、福島県南相馬市のお寺で富山県産の新米が、被災者に配られていました。 

この支援活動は、原発事故の影響で、米を生産することができなかった福島県相馬地域の被災者に安全でおいしい富山の米を届けようと、浄土真宗本願寺派高岡教区が企画したプロジェクトです。 

県西部のお寺に呼びかけて集まったおよそ7トンの新米のうち、今回は2トンを先週金曜日に高岡から7時間かけて福島県相馬地域のお寺に運びました。 

南相馬市常福寺廣橋住職「11月の明日から始まる報恩講に避難先から地元に残っているお寺に来られますので、そのときにご門徒さんに持っていってもらいます」 

相馬地域は200年前の大飢饉の折に、富山から多数の農民が浄土真宗の僧侶と共に移住し、信仰を拠りどころに支えあってきた、歴史がある地域です。 

今回の支援プロジェクトは過去の記憶になっていた信仰の絆を回復させる一面もありました。 

南相馬市勝縁寺湯澤住職「200年を時を超えてね、真宗移民のふるさとである富山と移民の地である相馬というのは200年の時を超えて、太い絆でつながっているなと、改めて感じる」 

翌日の土曜日、米を搬入した常福寺で、高岡教区の人々も参加し、浄土真宗の宗教行事、報恩講が営まれていました。 

しかし、主催しているのはこのお寺ではなく、計画的非難区域になって、立ち入りが制限されている飯舘村の善仁寺住職、杉岡誠さんでした。 

杉岡誠さん「飯舘の善仁寺が軒下で100マイクロを超すような高い線量の部分がありますので、人集めするようなことはできない」 

3月11日の東日本大震災による原発事故の影響で、相馬地域にある浄土真宗本願寺派の寺院10箇所のうち、7箇所のお寺が避難生活を余儀なくされ、報恩講など大切な宗教行事ができなくなってしまいました。 

先が見えない将来に杉岡住職は強い不安を感じています。 

杉岡誠さん「辛いのはこれから、希望がなくなってゆくのもこれからなんです。どうなるんだろう、私たちはどうなるんだろう、という先が見えないのが怖いですね。だから、当初何が支援必要ですかと言われても、私は分かりませんとお答えしましたが、これから、お声かけというか、皆さんの暖かいお心というか、お言葉をこれからかけていただければ。」 

信仰がつないだ被災地への支援、明日への希望が見えない今だからこそ、地域を越えてつながる、息の長い支援が必要です。 

福島の善仁寺の住職で飯舘村の職員でもある杉岡誠さんが今の思いを語る講演会が今週、富山で開かれます。 

25日は西本願寺高岡会館で、26日は城端別院善徳寺です。

Nov 22

やや日刊カルト新聞: オウム裁判終結、オウム家族の会などが「麻原以外の死刑回避」求める -

オウム裁判終結、オウム家族の会などが「麻原以外の死刑回避」求める

11月21日、最高裁判所が、地下鉄サリン事件などで殺人などの罪に問われたオウム真理教元幹部・遠藤誠一被告の上告を棄却。これで教祖・松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚と12人の実行犯の死刑が確定し、一連のオウム事件をめぐる刑事裁判が全て終結しました。
これを受けてオウム真理教家族の会とオウム真理教被害対策弁護団は、松本死刑囚以外の実行犯らの死刑回避を求める声明を発表。日本脱カルト協会は最高裁と法務省に対して、上告棄却への抗議、同じく死刑執行の回避や減刑の検討などを求める要請書を送り、3団体共同で記者会見を開きました。


■「坂本事件の捜査に怒りと後悔」

小野毅弁護士
東京・霞が関の裁判所内にある東京司法記者クラブで行われた会見ではまず、オウム真理教被害対策弁護団の事務局長・小野毅弁護士が、サリン事件の被害者への社会的ケアの継続を訴え、オウム真理教の後継団体であるアレフとひかりの輪について「自主的に解散して欲しい」とした上で、声明の趣旨をこう説明しました。

「裁判が終わったが、まだ国や社会がきちんとなされていなかったことがあるのではないか。それは、オウム真理教とは何だったのか、止められたのではないか、そういう観点からの検討だと思います。たとえば坂本堤弁護士の事件は、最初は失踪事件と扱われていましたが、実際には部屋の中にたくさんの血痕があったことがわかった。(そのとき警察が)ちゃんと調べてくれれば、少なくともそれ以降の事件は、止められたのではないか。そこに私たちの強い怒りと後悔があります。そういうところを検証することをやっていただきたい。松本智津夫以外の人たちの多くは、カルト問題やオウムに対してきちんとしたことをやっていく大事な証人として、死刑は執行していただきたくない。逆にもっと世の中にとって大切な役割を担ってもらいたい」

■「死刑囚に語らせて社会に役立てるべき」

西田公昭氏
続いて、カルト問題に取り組む脱会者、弁護士、宗教者、研究者などで作る日本脱カルト協会(JSCPR)の代表理事・西田公昭氏(立正大学教授)が、最高裁・法務省に対する要請書の趣旨を説明。

「彼ら(実行犯たち)は決して極悪非道な人間では、もともとはない。にもかかわらず、なぜ彼らがこうした事件を引き起こしたのかについて、我々はオウム事件に学ばなければならないし、そこまで理解する裁判経過ではなかった。心理操作とかマインド・コントロールという言葉がこの事件にかんして使われてきたわけですが、そういう視点で全員の被告人が裁判を受けたわけではありません。マインド・コントロールという観点で一人一人をもう少し丁寧に扱って欲しかった」(西田氏)

「このままでは、麻原のような悪いカリスマはまた日本あるいは世界の中で人を操り事件を起こすことはあるだろうと思います。第二のオウム真理教とでも呼ぶべき集団ができ第二のサリン事件が怒らないと保証はできない。彼らをこのまま死刑にして社会から抹殺してしまうよりは、彼らがなぜこんな事件に巻き込まれていったのか、なぜ正しいと信じて、人を救済するなんていう気持ちで反社会的な行動をとってしまったのかということを、彼らに語らせて社会に役立てる方が建設的ではないか」(西田氏)

■「麻原は間違いなく、ほくそ笑んでいる」

永岡弘行会長
オウム真理教家族の会(旧・被害者の会)の永岡弘行会長は、「何の関わり合いもない方々に償うことができない大罪を犯した我々の子供のことを考えたときに、お詫びのしようもございません。大変申し訳ございませんでした」と頭を下げました。

「死刑の判決が出ている人には、死んでしまいたいという人もいました。実際に場内において自殺までした人もいます。私は彼らに対して、『卑怯なことをするな。償いというものは、お前たちが生きていって、二度とこういう問題を起こさないために果たす義務というものがかならずあるだろう。そうすべきが、お前たちに課せられた今後の働きなんだ。親である我々にも大いなる責任がある』と言って、お詫びもして参りました。だから、死刑にしてもらいたくない」(永岡会長)

「みなさんもご存知のように土屋(正実)被告が、私が接見したときに『麻原は詐病だ』と言っていました。彼(麻原)は間違いなく、ほくそ笑んでいる。側近であった土屋からその言葉を聞いて確信を持った」(永岡会長)

そして、再び「償うことのできないことをしでかしてしまった親たちの代表としてお詫びしたい」と頭を下げました。永岡会長の妻・英子さんは、同会で死刑確定者の死刑回避を求める署名活動を行なっていることを報告しました。

「(署名活動は)今年で5年目になりますが、こんど、教祖を除いた12名の名前を(署名用紙)入れました。なかなか御理解いただけないところもあるかと思いますが、なんとかご協力いただきたいと思います」

同会がメディアを通じて署名活動への協力を呼びかけるのは、これが初めてとなります。

■「オウムを潰すためにも死刑囚の証言が必要」

会見では、浄土真宗の僧侶でJSCPR理事の瓜生崇氏も発言。自らがオウム真理教ではない別のカルト団体に12年間所属していた経験をもとに、こう語りました。

「社会的に悪いと言われていることでも、(カルトの)中の人は、本当にその人を幸せにしたい、世の中を救いたいと思ってやっている。オウムの信者もそうであったと思います。それは悪いことではあったかもしれませんが、自分たちと関係ないところで行われたことではありません。人生の歯車がほんのちょっと狂ったならば、ここ(司法記者クラブ)にいる人たちも、オウムの信者と同じように、こういう団体に入って多くの人を殺めるような犯罪を犯す可能性があったということを知っていただきたいと思っております」

最後に、JSCPR理事・滝本太郎弁護士。

滝本太郎弁護士
「坂本一家を殺した人を許したわけではありません。一人たりとして被告人を許すわけではありません。しかし(麻原以外の)12人の死刑は執行しないで欲しい。坂本弁護士が救いたかったのも、実行犯を含めた麻原以外の信者です。加えて、小野弁護士が言ったとおり、坂本事件を神奈川県警がしっかり捜査していればその後の事件はなかった」(滝本弁護士)

「(死刑が確定した)12人は、深く反省している者、まだ夢の中にいる者、いろいろあります。でもそれぞれが、やるべきことがあります。死刑を執行するのではなく、死ぬまで、何年かわかりませんが反省をし、現実感覚を持って本件を反芻し、再び同じようなカルト事件を起こすことがないように証言をさせてやってほしい。それを伝えることができる貴重な題材です。オウム集団を潰すためにも必要なんです。オウム信者が一人もいなくなるまで、オウム問題は終わったことにならないと思います」(滝本弁護士)

「12人を死刑にすることで一番喜ぶのは麻原彰晃だと思います。社会への恨みと、破滅させたいという恐ろしいほどの煩悩。最後に麻原を喜ばすことになるのは決して許せない」(滝本弁護士)

■何も解決していない

この日の午前中には、同じく刑事裁判終結を受けて、サリン事件被害者遺族が別途記者会見を開いています。報道によると、ここでは遺族から「刑がどう執行されるか見守りたい」という言葉も出たようです。

サリン事件の被害者にとってオウム事件は無差別殺人事件であり、子供が信者になってしまった親たちや「カルト問題」の構造を解き明かすべきとする人々とは意見も立場も違うでしょう。オウム真理教家族の会は、もともと「オウム真理教被害者の会」という名称でした。しかしサリン事件以降、「被害者」を名乗るのをやめています。信者の親たちが、加害者である子供の親としてその名称を名乗る訳にはいかないと判断したからです。

オウム問題に取り組むある団体の関係者は、刑事裁判終結を前に「これを過ぎると、もうメディアがオウム問題に注目しなくなるのではないか」との危惧を口にしています。21日の会見後には、オウム真理教家族の会の関係者たちから、こんな声が聞かれました。

「メディアからの質問がほとんどなかった。若い記者ばかりで、もうオウム事件を知らないのだろう」

また、家族の会の中でも、オウム真理教と直接的な緊張関係にあった90年代に比べて、「信者の親の側の危機感も弱まってきているように思えるケースもある」となげく関係者もいます。

危機感が風化しつつある気配もありますが、オウム問題自体は終結していません。

Nov 17

“井上雄彦氏作・屏風「親鸞」秋季特別公開について
 真宗大谷派(東本願寺)では、本年11月19日~29日までお勤めする「宗祖親鸞聖人七百五十回 御正当報恩講」に併せ、宗祖御遠忌記念事業として井上雄彦氏に描いていただいた屏風「親鸞」の秋季特別公開を行います。
展示概要は下記の通りです(詳細が決定しだい、内容を随時更新していきます)。

1 期  間 2011(平成23)年11月19日(土)~29日(火)
※期間中無休
2 会  場 東本願寺別邸「渉成園(しょうせいえん)」内 閬風亭(ろうふうてい)
3 時  間 9:00~17:00(入園受付16:30まで)
4 備  考 
 (1)会場(渉成園)で関連グッズの販売も行います。
 (2)期間中、円山応挙筆の衝立や徳川慶喜筆の扁額などを公開する「ミニ至宝展」も行います。
 (3)渉成園の入園に際し、庭園施設維持のために「協力寄付金」をお願いしています。500円以上のご寄付をいただいた方に『渉成園ガイドブック』をお渡ししています。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。” — 東本願寺からのお知らせ | 法要・行事のお知らせ | 東本願寺

漫画家 井上雄彦氏作 屏風「親鸞」 東本願寺 渉成園にて特別公開 | 真宗大谷派宗務所 | 共同通信PRワイヤー -


2011.11.17

真宗大谷派 東本願寺


宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌記念
漫画家 井上雄彦氏作 屏風「親鸞」
東本願寺 渉成園 ろう風亭にて特別公開
真宗大谷派(本山・東本願寺)では、宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌(ごえんき)記念事業として、東本願寺(真宗本廟)の飛地境内地(別邸)渉成園(しょうせいえん)内・ろう風亭において、2011年11月19日(土)~11月29日(火)の期間、漫画家の井上雄彦氏作の屏風「親鸞」をはじめ、円山応挙や徳川慶喜らの書画を特別公開します。
(※ろう風亭のろうは 門がまえ「門」に「良 」) 

屏風「親鸞」は、「SLAM DUNK(スラムダンク)」「バガボンド」「リアル」など多数のヒット作を生む漫画家井上雄彦氏により、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の生き様をテーマに制作されたもので、本年4月4日から5月18日までの34日間の一般公開時には、約4万人の拝観者を集めました。そしてこのたび、多くのご要望を受けて、宗祖親鸞聖人七百五十回御正当報恩講(ごしょうとうほうおんこう)の期間にあわせて、通常非公開の東本願寺の所蔵品とともに、特別公開いたします。

漫画家 井上雄彦氏作 屏風「親鸞」公開&ミニ至宝展 概要

期  間:2011年11月19日(土)~11月29日(火)※期間中無休
会  場:「渉成園(しょうせいえん)」内 ろう風亭
公開時間: 9:00~17:00(入園受付16:30まで) 
展示内容:1.屏風「親鸞」(井上雄彦作)
2.衝立「雪中松鹿図」(円山応挙作)
3.額「渉成園」(徳川慶喜筆)
4.額「ろう風亭」(石川丈山筆)
5.掛軸「本願寺大絵図」
6.「教行信証(坂東本)」完全複製本
7.掛軸「安城御影(模写)」

参観協力寄付金:庭園の維持管理を目的として、500円以上の協力金をお願いしています。        お納めいただいた方には、渉成園ガイドブックをお渡しします。
その他 :会場(ろう風亭)で屏風「親鸞」の関連グッズの販売も行います。

◇屏風「親鸞」について
この屏風は、宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌を記念する現代アート事業として井上氏に依頼したもので、2011年3月10日に東京のアトリエで完成し、その日のうちに京都の表具師のもとへ梱包・発送されました。
激動の生涯を送った親鸞聖人の生き様をテーマとした情感あふれる水墨画は、六曲一双、左隻・右隻それぞれ高さ212cm、幅582cmの壮大なスケールの屏風として仕上げられ、4月4日から東本願寺内の大寝殿で一般公開し、5月18日までの34日間で、約4万人の拝観者が訪れました。

屏風「親鸞」


◇渉成園 ろう風亭について
池泉回遊式庭園をもつ東本願寺(真宗本廟)の飛地境内地(別邸)。1641(寛永18)年に三代将軍・徳川家光から当地(約一万坪)が寄進され、石川丈山の趣向を入れた作庭がなされました。園内の諸殿は1858(安政5)年、1864(元治元)年の二度にわたって焼失。現在の建物は明治初期から末年ごろに至る間に順次再建されたものです。
庭園には四季折々の花が咲きほこり、変化に富んだ景観は「十三勝」や「十景」と称されて、高い評価がなされています。例年、11月下旬頃は紅葉が見ごろです。

渉成園
東本願寺周辺地図

【住所】京都市下京区正面通間之町東玉水町
[アクセス]
JR京都駅より徒歩10分
市バス烏丸七条バス停より徒歩5分
地下鉄烏丸線五条駅より徒歩7分

[関連リンクURL]
http://www.higashihonganji.or.jp/

Nov 08

河北新報ニュース 仙台市若林区井土地区/心のよりどころ守る -

仙台市若林区井土地区/心のよりどころ守る

津波で全壊した海楽寺。門徒14人も犠牲となった=仙台市若林区井土

仙台市の沿岸部にある若林区井土地区。昔からの農家が多い100世帯余りの集落は、東日本大震災の津波で38人の住民を失った。
集落の中心に位置し、住民の心のよりどころとなってきたのが、300年余り続く浄土真宗大谷派の海楽寺。住職の大友征夫さん(69)も津波の犠牲となった。

<行政経験を生かす>
「厳しく、そして筋をしっかりと通す父でした」。7月に第11代住職となった長男雄一郎さん(42)が振り返る。
征夫さんは東京の大学を卒業し、仙台市に入庁。寺の仕事をこなしながら、道路、税務畑を歩んだ。仕事柄、法律や実務関係の本を読むのが好きで、倉庫から1000冊以上の本が出てきた。
退職後は、妻宮子さん(66)と仏像巡りや野球観戦を楽しんだ。門徒は70戸弱と多くはない。寺の運営は厳しかったが、寄付は求めず、地域の絆を大事にしていた。
2008年から3年間、大谷派仙台教区仙台組(そ)の副組長を務めた。東漸寺(若林区)住職の那波昭西組長は「規約を見直す際、行政出身の手腕を発揮して綿密な作業をしてくれた。本当に頼もしい人を失った」と悼む。
6月26日。仙台市の大谷派東北別院であった征夫さんと門徒14人の合同葬儀は、雄一郎さんが導師を務め上げた。
「父は生前、功績を残す人間より、寺の歴史を次につなぐ存在になりたいと話していた。私も壊れた地域の輪の要として、ご門徒とともに寺の歴史をつないでいきたい」

<誰からも好かれた>
海楽寺の門徒菊地完さん(65)の三男で農業法人従業員由樹さんは、29歳という若さで命を落とした。地震発生の直後、近所の病人の世話などをして回るうち、津波にのまれたという。
母みきこさん(63)は「一言で言うとサッカーばか。昔からひょうきんでね、大学卒業後もぷらぷらして手は掛かったけれど、優しくて誰からも好かれた」と話す。
仙台向山高(太白区)でサッカー部に所属し、大学卒業後も地元のチームでキーパーとしてゴールを守った。兄が経営する農業法人で働きながら、六郷小スポーツ少年団のコーチも引き受けた。
死後、70人余りの教え子が若林区今泉の借家で暮らす菊地さん一家を訪ね、涙を流した。高校、大学の友人らは、由樹さんの写真を山ほど持ち寄ってくれた。
お盆の8月13日、高校の同級生が追悼サッカー試合を開いた。みきこさんは、試合が終わるまで見ていられなかった。
「気持ちはうれしい。でも、津波さえなかったら由樹がここで試合していたんだと思うとつらくて…」。20代、これからの人生。考えるほど無念さがこみ上げる。(亀山貴裕)


2011年11月07日月曜日

Oct 26

日本農業新聞 e農ネット - [TPP反対 農業だけじゃない 5] 僧侶 競争社会 優先なのか -

[TPP反対 農業だけじゃない 5] 僧侶 競争社会 優先なのか  (10月26日)

TPP報道の一覧ページへ


新潟県柏崎市の真宗大谷派祐光寺の僧侶、中下大樹さん(36)は、東日本大震災で亡くなった人たちを弔うため、頻繁に被災地を訪れている。津波でわが子を失った母親、家族を失った人たちに寄り添いながら、感じることがある。「悲しみに浸っていては、厳しい競争社会を生き抜けない」「一刻も早く立ち直らなくては、世界に置いていかれる」といった切迫感だ。悲しむより先に環太平洋経済連携協定(TPP)交渉で他国との競争を強いる、この国の方針に違和感を抱く。

中下さんは僧侶として、同県長岡市の仏教系ホスピスで、末期がん患者をみとった後、宗派を超えて「寺ネット・サンガ」を設立し、自ら代表に就任。寺院や医療従事者らと共に、生活に困った人たちの葬送支援や孤独死を防ぐ活動をしている。

孤独死、自殺などこれまでに2000人もの死を見続けてきた。その中には大震災がきっかけで多重債務に苦しみ、自殺した農家男性もいる。被災地で自らがれき撤去や、炊き出しをし、僧侶として葬儀にも立ち会った。供養で訪れた岩手、宮城、福島3県の仮設住宅は約3000軒に上る。

悲しみさえ癒えず、復興もままならない被災地に、のしかかるTPP。「2万人もの方たちは一体、何のために亡くなったのか。その人たちの死を決して無駄にしてはいけない。今こそあらゆる価値観を見直すべきだ」と提案する。

TPP参加により、自由価格で高額な医療が受けられる「混合診療」が全面解禁されれば、国民皆保険は崩れる、と指摘する。「1%の金持ちと99%の貧しい人が生まれる。一言でいえば弱い人は死んでください、ということ。農業も同様の構図だ」。規制を緩和すれば、被災地復興につながるという考え方も「目先のことしか考えていない」と言い切る。

中下さんを突き動かすのは「痛みが分かる人になってほしい」という死にゆく人たちから託された言葉だ。「TPP参加は痛みを伴う。地域の絆や言葉、伝統、祭り・・・。一度失えば取り戻せない。農業だけでなく、地域の誇りさえもTPPは壊し、画一化しようとしている」。それでも参加を決断するのか――。中下さんは問い掛ける。

Aug 25

asahi.com:【東日本大震災】移民200年 支援今こそ-マイタウン富山 -

【東日本大震災】移民200年 支援今こそ

2011年08月25日

北陸→福島・相馬 来月記念式典

砺波の真宗門徒ら参加へ

東日本大震災の被災地・福島県相馬地方へ江戸期に、大量の人が北陸から移住してから今年でちょうど200年となる。その記念の式典が、移民の歴史を縁に支援を続ける南砺市などの真宗寺院の門徒らが協力して来月、現地の寺院で開かれる。震災から約半年、改めて被災地支援のあり方も探るという。

式典は9月28日、南相馬市の浄土真宗・東本願寺原町別院(木下秀明院代)で開かれる。同別院の門徒のほか砺波地方の真宗門徒ら計約200人が参加する予定だ。移民の歴史でつながる住民が民間レベルで交流し、被災の当事者意識を共有することで新たな支援のきっかけを探る。

移民は、相馬市内の別の寺院に文化8(1811)年、門徒が越中から「入り百姓」数十人を引き連れ移住したとする記録が残され、これが移民の始まりとみられるという。

当時の旧(相馬)中村藩は、天明の大飢饉(き・きん)の影響で子供の「間引き」の風習がなくならず、人口が約3分の1に減少。藩は、宗教的な理由で間引きしないとされた真宗門徒の移民の受け入れを進めた。

国境を越える移住は御法度だったが、藩は災害復興の秘策として進め、越中の中でも砺波地方の真宗門徒らを多く受け入れた。拠点となる真宗寺院も藩内に開設。移民の数は、明治初期に6万人程度とされた人口の約半分になったとみられている。

今回の震災後、南砺市は支援物資の提供や職員派遣などで支援してきたが、生活物資などは被災地の現状に必ずしも適合しない面も出始め、現地の実情把握が課題となっている。

同別院の門徒は約7割が県外などに避難している。集会開催は困難だったが、木下院代らと先月懇談した南砺市の太田浩史・大福寺住職らが応援を申し出ると、避難先から別院門徒ら150人がこれにこたえ駆けつけることになった。

「たまたま200年の節目の年の大災害となった。単なる善意の支援は続かない。移民でつながる双方が当事者意識を持って交流すべきだ」と太田住職。別院の木下院代も「式典が、親類同士の関係の交流のきっかけになれば。近隣の地域の門徒の人たちも参加するので盛り上げたい」と期待する。(八田伸拓)

Jul 09

東本願寺からのお知らせ | 「原子力に依存する現代生活」を問い直す姿勢を表明 | 東本願寺 -

2011.07.07 更新「原子力に依存する現代生活」を問い直す姿勢を表明

先月招集の宗会(最高議決機関)において、安原晃宗務総長は、原子力発電所が問いかける課題について次のように述べました。

このたびの大震災に直面した私たちは、重ねて大事な問題の提起を得ております。「原子力に依存する現代生活」の問題であります。これは、まさに地球規模で、全世界が直面している「人間の方向」の問題であり、表象するトレードオフの論議に象徴されますように、デリケートでかつ緊要な課題であります。日々、放射能飛散と被ばくの痛ましい現実から、「原発」の誤謬性を思い知らされることであり、したがって極力、丁寧な議論が必要な重大課題でありますが、連日の報道等では、どうしても誰かを悪者にしなければおさまらない、人間の悲しさが表出しております。
いま私たちは、真宗門徒として、「教えられる」ということを、この問題への取り組みの基としなければなりません。金子大榮先生の「やりなおすことのできない人生であるが、見直すことはできる」とのご教示は、教えに照らされてはじめて為せるという意味でありましょう。みずからの生活は、みずからの都合で、人間の考えの延長で見直すことはできません。宗派といたしまして、まず「学ぶ」という姿勢、「聞く」ということを堅持してまいりたいと思います。決して自己関心に沈んだ正義を振りかざすことなく、「目の前のひとりの人と語り合う・聞き続ける」。それを、私たち自身が、ここに始められるかどうかにかかっているのであります。「教えられる自分が明らかになるということだけが、教える法(仏法)に応えることである」(安田理深)。謙虚さをもって聞思し、積極的な学びを呼びかけ、展いてまいる所存であります。