鎮魂、祈りの春 能登半島地震から4年 復興の歩みかみしめ 被災者ら黙とう
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最大震度6強を観測した能登半島地震は25日、発生から4年を迎えた。大きな被害を 受けた輪島市では、市民が地震発生時刻に合わせて黙祷(もくとう)。4年目の春は東日 本大震災の惨状が広がる中で迎えることになり、寺院での鐘つきや法要に参列した能登の 被災者は、ふるさと復興の歩みを振り返りながら、苦難のただ中にある東北や関東へ鎮魂 の祈りをささげた。
輪島市門前町の総持寺通りでは、震災後に再整備された堀端横広場で復興を告げる石碑 が除幕された。地震発生時刻の午前9時41分に災害への備えを呼び掛ける市の防災無線 が流れる中、約30人が黙とうをささげた。周囲からはウグイスのさえずりも聞こえ、参 列者に春を実感させた。 本堂が傾いたままの同市門前和田の浄土真宗専徳寺では、震災の記憶を風化させないた め、門徒らが地震発生時刻に鐘の音を響かせた。同市河井町の真宗大谷派円龍寺では「震 災復興二十五日講」が営まれ、元仮設住宅区長の藤本幸雄さん(57)ら被災者が読経に 併せ手を合わせた。日蓮宗寺院は地鎮行脚を行い、輪島市河井町の妙相寺を出発した僧侶 や壇信徒らが義援金を募った。 能登半島地震では、1人が死亡、住宅2426棟が全半壊するなど甚大な被害があった 。輪島、七尾、穴水、志賀の2市2町の仮設住宅には、ピーク時に329世帯736人が 生活した。 輪島市は、同市門前町黒島町の石川県指定有形文化財「角海(かどみ)家住宅」の夏ご ろの復旧を待ち、完全復興を宣言する。道路など社会基盤の復旧工事は完了している。 |