まだまだけつがあおいごぼはん

2011.06.26 更新大谷暢顯門首所感~被災地に出向いて~

大谷暢顯門首は21日、6月7~10日にかけて、被災された仙台教区、東京教区の寺院に出向かれた際の所感を述べられました。

宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要を厳修いたし、その後、6月7日から10日までの間、東北地方太平洋沖地震の被災地へお見舞いに出向きました。
現地入りのため降り立った仙台空港では、震災当初の壊滅的な状態が大きく整備されており少し安堵いたしましたが、その後、空港からは瓦礫の山を目の当たりにしながら車で仙台教務所に到着しました。そして現地復興支援センターにて被害状況の説明を受けた後、数カ寺の被災寺院に出向きました。
特に被害が甚大であった陸前高田市の気仙組本稱寺様は、海岸から1キロ以上離れ、山の近くであるにも拘らず、津波が一気に押し寄せ、津波が引いた後は、何もかも跡形も無く流されたとお聞きしました。お寺のお堂跡の両側にポツンと立っている大木が深く心に残っています。
今回の大震災では、15、462人もの方が亡くなられ、7、650人の方が行方不明になっておられ、未だに多くの方が避難生活を送っておられます。(6月19日現在)被害の甚大さにとても胸が痛み、何と申し上げたらよいのか、ただただ被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げる次第です。
被災地に出向き、第1期御遠忌法要を「被災者支援のつどい」としてお勤めし、第2期・第3期を、そのつどいの願いを継承し厳修させていただきましたことを深く受け止めなおしました。この度の御遠忌法要は、50年に一度の宗祖親鸞聖人のご恩徳を仰ぐご縁でありましたが、被災者の筆舌に尽くしがたい苦悩に思いをいたしつつ、全国各地から参詣された御同朋の皆様と共に心を一つにしてお勤めさせていただきました。このことは、宗祖の願いに適った意義深い御仏事であったと改めていただいております。