まだまだけつがあおいごぼはん

◎遠松忌に200人参列

大逆事件で無期懲役になり、獄中自殺した真宗大谷派の僧侶・高木顕明を追悼する「遠松忌(えんしょうき)法要」が20日、事件まで住職を務めていた新宮市大橋通4丁目の浄泉寺で営まれ、門徒や市民ら約200人が参列した。市内にある墓にも訪れ、焼香した。

明治天皇暗殺計画を理由に社会主義者らが弾圧された事件で、「新宮グループ」の1人とされた高木は同派から追放処分を受け、1914年6月24日、秋田刑務所で自殺した。同派は96年、非戦平等を訴えていた高木への処分を取り消して謝罪し、名誉回復を図った。

追悼式では、同派の林治・解放運動推進本部長が、事件から100年の節目に「改めて教団の犯した過ちの真相究明と、歴史を検証するたゆみなき歩みを進めたい」と誓いを述べ、堂内に読経が響いた。

参列者らは法要に先立ち、同市新宮の南谷墓地を訪れ、高木の墓と顕彰碑の前で焼香した。墓地内には、同じ「新宮グループ」として処刑された医師・大石誠之助らの墓もあり、線香を上げて手を合わせた。(三島庸孝)

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